ヤマシタのエギ王TRのインプレ

エギ

ヤマシタのエギ王TRのインプレと特徴

ヤマシタのエギ王TRは、ティップラン釣りにおいて重要な安定性とアピール性を備えた革新的なエギングルアーです。ティップラン釣りでは、イカがエギを捕まえやすい状況を作り出すことが重要であり、これは強い流れの中で動き回る餌ではなく、無防備な餌を演出することによってアタリを誘発します。ヤマシタは、「動かずに泳ぐ」という相反する要素を融合させることでこの課題に取り組みました。

エギ王TRの特徴は、その全身安定構造にあります。この構造は「フィン」、「シンカー」、「ボディ」、「デカ針」の相乗効果によって成り立っています。これにより、エギはアタリが期待される誘いの直後にピタッと止まることができ、安定したスイム姿勢を維持します。

デカ針はリア側に搭載されており、パラシュート効果を生むことでエギの動きを安定させます。また、イカの足にしっかりとフッキングできることで、身切れの防止にも繋がります。

ハイドロフィンTRは従来のハイドロフィンと異なり、十字形状のフィンを採用しています。これは縦・横方向のブレを制御し、遠く離れた潮流の中でもエギの姿勢を安定させるための工夫です。

ハイドロシンカーは、舵の効果を併せ持つ独自の形状をしており、安定したスイム姿勢を保ちます。素材には環境負荷に配慮した錫を使用しており、錫の比重の軽さと体積の増加により、水の抵抗を受けやすくなり、これが安定性能を高める役割を果たしています。

ハイドロボディは、従来のエギの形状に捉われずに設計されたもので、横へ鋭角に張り出したシェイプがエギ王TRの安定感を支える重要な要素となっています。

また、エギ王TRにはアピール性も重要な要素として含まれています。490グローフィンは、イカが最も見やすい光を放ち、特に光量が弱まる水深や笹濁りのある状況で効果を発揮します。

さらに、エギ王TRには専用の関連パーツがあり、エギ王ヘッドバンド、エギ王TRスナップ、エギ王TRシンカーなどがそれに含まれます。これらのパーツは、TAMASHITAテクノロジーの一環として、末永く釣りを楽しむために開発されました。

サイズと重量に関しては、3.5号で27g、3号で21gが設定されており、それぞれ沈下スピードは1.2秒/mと1.5秒/mとなっています。これにより、釣り人は異なる状況下で最適なエギを選択することができ、より多くのアタリを得ることが可能になります。

ヤマシタのエギ王TRは、その独創的なデザインと機能性により、ティップラン釣りにおける新たなスタンダードを確立しています。安定感とアピール性の融合は、船上でのライバルとの差をつけるための鍵となり、多くの釣り人にとって魅力的な選択肢となっています。

エギ王TRのインプレ

ヤマシタのエギ王TRのインプレを紹介します。


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